剣岳(富山県上市町・立山町 2998m)
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年月日 | 平成16年9月17・18日 |
人数 | 2人 |
行程 | 16日・・・愛知県小牧市(23:30)→立山(4:00)→ケーグル出発(7:00)→美女平(7:30)→室堂(8:20)→ 室堂出発(9:30)→雷鳥平(10:00)→別山乗越(11:50)→剣山荘(13:00) 18日・・・剣山荘(5:30)→剣岳(8:20〜9:00)→剣山荘(11:30〜12:10)→別山乗越(13:40〜13:50)→雷鳥平(15:00)→室堂(16:00〜16:20)→美女平(17:10〜17:20)→立山(17:30)→愛知県小牧市(22:00) |
費用 (円) |
ケーブル+バス・・・・4190円 剣山荘・・・・・・・・8400円 生ビール(3本)・・・2400円 缶ビール(500ml)・700円 牛乳・・・・・・・・・150円 ガソリン(500km)・約2500円 |
天候 | 17日・・・小雨 18日・・・曇りのち晴れ |
感想 | 会社の山仲間と『何処かへ行こうか』と話ていると、相手から『剣』なんて言葉が出てきて、私も一度は行きたいと思っていた所なので、急遽行く事になった。何しろクサリ場が多く、急峻な山らしいので、年をとるほど行き難いと思っているので行くなら今だとお互いに感じていたところでした。 ところで本剣に登る日は雨は無かったがガスが発生していて、一服剣から前剣は見えず、当然前剣から本剣も見えなかった。ただひたすら岩場を上へ上へと行くのみである。前剣を過ぎてからはクサリ場が出現、でものぼりの圧巻はやはり『カニのタテバイ』でしょうね、ほぼ垂直にクサリがぶら下がっており、腕力が必要な場所でした。ただ始めての場所なので、『まだ怖いクサリ場が有るのかな』と思いながら登っている内に頂上に着いた。何か物足りない感じでした。 下りは上りと別ルートになっており『カニのヨコバイ』という難所が出現した。私の前には誰も居なかったのでどんな体制で下るのかが分らず、一瞬躊躇した。ここが本にも書いてあった所で、最初の足の一歩が重要らしい。クサリにぶら下がった所でやっと足場が有る程度なので、勇気を持ってぶら下る所でしょうかね。 前剣まで下った所でやっと下界が見渡せるようになった。そこでビックリしたのが前剣を下るときに、かなり真下に人が見えるでは有りませんか。こんな所を登って来たのかと思うとゾッとした。登りの時はガスで前方が見えなかったので分らなかったのでしょうね。ちなみに一服剣から前剣を見ると、まるで垂直の壁に豆粒みたいに人がへばり着いているのが見えて少し滑稽でした。 ところで計画では、本剣を征服した後はもう一泊して立山を一周(別山〜雄山)する予定でしたが、天候不順との予報だったので、次回の楽しみにして帰途に着いた。 |
(立山駅)(
((ケーブルカー内) (美女平駅) (高原バス内)
立山には午前4時に到着し、駐車場に車を止める。
始発のケーベルカーは7時なので仮眠をとるが、雨が降っており穏やかでは無い。
立山駅で並んだ時からひどくなるが仕方なくケーブルカー・高原バスに乗って室堂へ向かう。
(雷鳥平へ) (雷鳥坂を登る) (剣御前小屋)
室堂でも雨、それも結構大降りである。
1時間程様子を見るも変わらないので仕方無く雨具を着用して出発した。
約2時間20分で別山乗越に着いたが、剣御前小屋もこの通り霞んでいました。
(剣山荘)
剣御前小屋から下ること約1時間で今日の宿である剣山荘に着いた。
実はテント泊の予定でしたが、この雨ではその気力は失せ、取り合えず乾杯でした。
(夕食) (剣山荘より) (剣山荘室内)
17時30分に夕食、宿泊客を数えたら約50人でした。
食事後には雨も上がり、外の景色も僅かですが確認できました。
私達の部屋は10人部屋でしたが4人だけ、でも混雑すると20人は入れるそうです。
18日は剣山荘近くは良いが、山の上部にはガスがかかっている。
でも午前中は雨は無いとの情報なので、剣へ出発する。
(前剣直前の大岩付近)
(前剣山頂)
前剣まで来て本来は本剣が見える筈だが、今回がガスの為に残念でした。
(カニのタテバイ?) (剣岳山頂)
前剣を越すといきなりクサリ場が出現、遠めに見ると、どこに足場があるのか??
でも実際にその場に行くとちゃんと足場はありました。
でも流石『カニのタテバイ』はスリル満点、でも平日の早朝なので混雑は無かった。
(カニのヨコバイ)
下りのポイントは『カニのヨコバイ』今回の最大の難所でした。
何しろ『何処に足を置くの?』って状態です。
でも最初の一歩を置くと後はスイスイでした。
雷鳥は何度か見たのですが、撮ったのは初めてでした。
この画像は同行者が私と雷鳥を上手く撮ってくれたので拝借しました。
前剣まで下山するとガスも少し晴れて、一服剣も何とか見えてきた。
一服剣からは剣山荘、剣沢方面が確認出来、紅葉もそこそこだった。
剣山荘に戻って色付いたナナカマドを見ながら朝食用に作ってもらっていた弁当を食べた。
天候は今一だったが念願の剣岳を征服し、満足の一日でした。
(見える頂は前剣、本来はその後に剣岳)
剣山荘を後にした時、爽やかな前剣が顔を出しました。
最後だけでも見れて良かった、再度訪れたいなあ!!
雷鳥坂を下った所でナナカマドが綺麗に紅葉していました。
室堂に戻ったら何と天候が一時的に回復して、今下ってきた雷鳥坂が丸見えです。
登る時は視界約50m、最後にこの景色が見れて安心して帰れます。
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