穂高連峰縦走(槍ヶ岳〜西穂高岳)
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年月日 | 2005年9月15・16・17・18・19日 |
人数 | 単独 |
行程 | 15日 自宅→アカンダナ駐車場→平湯→上高地→明神→徳沢→横尾→槍沢テント場 16日 槍沢テント場→槍ヶ岳→大喰岳→中岳→南岳→南岳テント場 17日 南岳テント場→大キレット→北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘テント場 18日 穂高岳テント場→奥穂高岳→ジャンダルム→天狗岳→西穂高岳→西穂山荘テント場 19日 西穂山荘テント場→上高地→アカンダナ駐車場→自宅 |
費用 (円) |
15日 有料道路2450円 松本電鉄1800円 山菜ソバ700円 牛乳200円 ビール500円 テント場500円 16日 生ビール1000円 1000円 カツ丼1000円 水300円 生水200円 テント場500円 17日 ビール500円 ラーメン700円 ビール1500円 水700円 テント600円 18日 生ビール800円 おでん700円 ライス300円 ビール750円 ポカリ・水700円 19日 ジュース200円 風呂600円 朝定700円 他 ガソリン(380km 26km/L 130円/L) 2000円 パン等700円 費用合計 21600円 |
天候 | 15日 晴れ 16日 晴れのち山頂部ガス 17日 ガス 18日 晴れ時々山頂部ガス 19日 曇り |
感想 | 3年前に西穂高岳へ初めて行った時から、穂高の虜になり何時かはきっと縦走したいと思っていたのが今回やっと実現できた。但し縦走コースは危険個所がいくつも有りこれは順序を踏まないといきなり行っては危険であると考えたので、取りあえず@重太郎新道から吊尾根と前穂高岳・奥穂高岳A槍ヶ岳B涸沢から北穂高岳を踏破して自分の高所に対する恐怖心を探ってきた。この結果から大キレットも何とか行けるんではないかと判断したのである。実際に大キレット他を通過してみて感じたのはハシゴやチエンが危険個所には設置してあるので高所に対する恐怖がなくて、かつ慎重に時間に余裕をもって行動すれば大丈夫と思った。今回は4泊5日+予備1日と時間には余裕を持ったことと雨がなかったことが幸いした。動 |
1日目 (15日) 自宅(7:00) ↓ (東海北陸自動車道) ↓ 郡上八幡(8:00) ↓ (せせらぎ街道) ↓ アカンダナ駐車場(10:10) ↓ (バス) ↓ 平湯(10:30) ↓ (バス) ↓ 上高地(11:00〜11:10) ↓ 明神(11:50〜12:00) ↓ 徳沢(12:55〜13:00) ↓ 横尾(14:00〜14:05) ↓ 槍沢(15:15〜15:30) ↓ 槍沢キャンプ場(16:00) 行動時間255分 休憩時間45分 |
11時に上高地に到着、青空はあるが穂高連峰の上部は雲に隠れている。河童橋の袂で一杯(ビールじゃなくて牛乳)飲んでさあこれから穂高縦走だあ、楽しむぞ。 上高地から歩きなれた道を一路明神へ進む。ここまでは一般の観光客がそこそこ居る。明神館で丁度昼飯時になったのでソバを頂いた。今回4泊5日の行程なので食事は全部もって来る訳にはいかないので適当な所ではお金を払っても仕方無いと考えている。明神を過ぎて以前テント泊した徳沢に着く。前回上った長塀尾根が今日ははっきり見える。次に横尾に着くがさすがここまで来ると観光客は全くいない、登山客が数人だけ平日なのでこんなもんでしょう。今日はこの横尾から更に1時間ほど行った槍沢まで行く予定だ。槍沢にもテント場があり一度使ってみたいと思っている。槍沢ヒュッテに着いてテント場の状況を聞くと水もトイレも完備しており、さらに現在2張ほど設営しているというので早速申し込んで使用した。 ・ |
2日目 (16日) 槍沢キャンプ場(5:40) ↓ 氷河公園分岐(7:00) ↓ 槍岳山荘(9:40〜10:30) ↓ 槍ヶ岳山頂(11:00〜11:30) ↓ 槍岳山荘(12:00〜12:20) ↓ 大喰岳(13:00) ↓ 中岳(13:40) ↓ 南岳(14:55) ↓ 南岳小屋(15:00〜15:10) ↓ 南岳キャンプ場(15:10) 行動時間460分 休憩時間110分 |
朝、目が覚めてテントの外を覗くと雲一つない青空、思わずバンザ〜イと心の中で叫んだ。何とも言えない充実感、早々に身支度を整えて食事もせずに出発した。太陽が上がるに従って空は一段を青さを増しナナカマドの実も真っ赤に染まりこの赤と青のコントラストも気分を爽快にさせてくれた。 出発すると槍の方から下ってくる登山者がいて、それも女性の一人旅、ついつい声をかける『どんなコースで見えたのですか?』とね、すると立山から縦走とか、新穂高からとかすごいすごいの一言につきる。 『じゃや気をつけてね』と分かれるが都会ではこんな風に声なんてかけれません。変態と間違えられそうです。やっぱり同じ趣味の方とは気楽に話ができる、いいねえ最高!。ところで本題に、槍岳山荘に着いてまず一杯(ここは生ビール)ググツとね、その後デジカメでパチパチ、今日は登山客も少なくて良いアングルでゆっくり撮れました。その後 槍を往復して今夜の宿である南岳へ向かった。 (テラスから望む槍ヶ岳) (槍ヶ岳最上部のハシゴ) (南岳山荘とキャンプ場) このテント場ではいつも使っているJR2VCが良く聞こえたので夕方からワッチしていた。誰かさんは春日井の病院へ行くとか、アイボールするとか話していたが相変わらずの賑やかしさで退屈しなかった。 |
3日目 (17日) 南岳キャンプ場出発(7:20) ↓ 長谷川ピーク ↓ A沢のコル(9:05) ↓ 飛騨泣き ↓ 北穂高岳(10:20〜11:00) ↓ 涸沢槍(12:30) ↓ 涸沢岳(13:10) ↓ 穂高岳山荘(13:30) ↓ 穂高岳山荘キャンプ場(13:40) 行動時間340分 休憩時間40分 |
朝6時頃目を覚ますと風とガス、『あ〜あ天気わるいなあ〜』なんともやり切れなくてシュラフに潜り混む。再び30分後に外を見ると『やったあ〜晴れたぞ〜』思わずカメラを持ってシャッターを押した。今から行く大キレット・西には笠ヶ岳・北には槍ヶ岳も覗いている。このまま晴れていてほしいなあと思いつつ出発の準備にかかった。 (大キレットを望む) (笠ヶ岳) (槍ヶ岳) 南岳から一気に下る。砂礫のルンゼ地帯、2個の鉄バシゴであっと言う間に大キレットの底部に着く。いずれも落ち着いて行動すれば何ともない場所だ。ただ晴れていた天候もこの頃からガスが出始てキレットに突入してからは視界10m程度かな。でも高度感が薄れて良いかもね。 (砂礫のルンゼ)) (鉄ハシゴ) (大キレット底部から南岳方面) この大キレットには『長谷川ピーク』と『飛騨泣き』と言う難所があるらしいのだ。だけどその場所にそんな表示なんて無いのでどこがどこだか分からずに通過したが、どうも下の画像辺りがその難所みたいだ。丁度私の前を通過する男女がいたのでモデルになってもらった。ところでこの男女、男性がおそるおそる通過した場所を女性が簡単に通過するのを私は目撃してしまった。どうも男女の差はここでは関係ないみたいだ。 なんとか大キレットを通過して北穂高岳に着いた。ここは2回目だが前回もこんな天候だった。まあこの危険個所の通過には景色を楽しむ余裕なんて無いから問題ないかな。でも山頂からは雄大な景色を楽しみたいのでやっぱり晴れた方がいいよね。北穂高岳で休憩してそのまま穂高岳山荘へ向かった。 下の画像は以前撮ったもので、縦走した場所が良く分かります。 |
4日目 (18日) 穂高岳山荘キャンプ場出発(6:00) ↓ 奥穂高岳(6:55〜7:15) ↓ ジャンダルム(8:20〜8:35) ↓ 天狗のコル(9:50〜10:00) ↓ 天狗岳(10:25〜10:45) ↓ 間天のコル(11:10) ↓ 間ノ岳(11:40〜11:50) ↓ 赤岩岳(12:20〜12:30) ↓ 西穂高岳(13:30〜14:00) ↓ ピラミッドピーク(14:40) ↓ 西穂独標(15:00) ↓ 西穂山荘(15:40) ↓ 西穂山荘テント場(15:45) 行動時間470分 休憩時間115分 |
5時の時点では一面のガスだったが、時間の経過と共に少しづつ晴れてきた。これはチャンスとばかりに、取りあえず奥穂高岳に向かった。高度を上げるに従って槍ヶ岳・黒部五郎岳・双六岳・薬師岳等も見えてくるではないか。今日はまずまずの天候だぞう。奥穂高岳で無線機を取り出しでCQをやったが早朝のせいか誰も出てくれなかった。その時私に近寄ってくる登山客があり聞くと1エリアのアマチュアの方だった。私がCQをやっているのを見て今度自分もやってみようなんて言っておられた。 CQで相手がいなくて仕方なく止めようと思っていたら笠ヶ岳方面にブロッケンがまたまた見えた。今回のは前回(蝶ヶ岳)に比べて非常に明瞭度が高く綺麗だった。 奥穂高岳からまず『馬の背』というナイフリッジを通過しなくては行けない。左右がスッポリ切れ落ちた狭い尾根を上下する訳です。まさに心臓の高鳴りは最高潮とまではいかないがスリル満点の場所です。 今回西穂まで行けなくてもここだけは行きたかったジャンダルム、とうとう征服しました。ジャンダルム自体の登頂は険しくはないが、ここに到達するまでが見た目以上に厳しかった。 下右の画像に人物が数人写っているのが分かりますか?。自分も通過した訳ですがこんな場所ばかりなので今では記憶がありません。又下左のジャンダルムの上には人が立っています。 下の画像は以前に撮ったもので、今回縦走した場所で上高地から見える部分の山です。 |
5日目 (19日) 西穂山荘出発(7:15) ↓ 登山口(8:55) ↓ バスターミナル(9:05〜9:20) ↓ アカンダナ駐車場(9:45) ↓ 平湯(10:00〜10:40) ↓ 自宅(14:10) 行動時間225分 休憩時間0分 |
朝、目が覚めるとテントに雨音がする。今日は帰るだけなので慌てる事もないので暫く待っていたら雨も止んだのでテントを閉まって山荘まで行くと、昨日ご一緒させて頂いた方達が見えたので挨拶をして分かれた。 このルート(西穂高山荘→上高地)は30年程前に一度通っているが全く記憶はない。そうだよね10年前でもそんなに覚えていないのが当たり前です。だけどこのルートは歩きづらい。上部は石ゴロゴロで下部は滑り易い。私は2度滑って手を着いただけだったが、これも以外と怪我するんです。気をつけないとね。 平湯ではいつもの様に温泉で汗を流し、食堂で朝食を済ませてのんびり帰途に着いた。これで念願の穂高縦走を無事完了できて大満足の5日間でした。 |
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