甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳

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年月日 2007年8月14・15・16・17日
人数 三人
行程 14日  小牧市(17:20)→可児市(18:00)→多治見インター(18:30)→飯田インター伊那インター(19:50)→仙流荘駐車場(20:30 乾杯 車中泊)

15日  仙流荘(5:55)→北沢峠(6:40)→10分北沢駒仙小屋テント場 テント設営(6:55〜7:40)→40分二合目(8:20〜8:30)→25分三合目(8:55〜9:05)→35分五合目(9:40〜9:50)→45分馬ノ背ヒュッテ(10:35〜10:45)→10分分岐15分馬ノ背(11:10〜11:15)→10分分岐70分仙丈ヶ岳(12:40〜13:45)→35分小仙丈ヶ岳(14:20〜14:45)→35分五合目85分北沢駒仙小屋テント場(16:45 乾杯 夕食 テント泊)

歩行420分
休憩135分(@五合目10分 A馬ノ背5分 B仙丈ヶ岳65分 C小仙丈ヶ岳25分の無線運用含む)
合計555分

16日  北沢駒仙小屋テント場(4:35)→40分仙水小屋(5:15〜5:20)→30分仙水峠(5:50〜6:10)→90分駒津峰(7:40〜8:00)→45分分岐(8:45)→15分摩利支天(9:00〜9:30)→40分甲斐駒ヶ岳(10:10〜11:30)→40分六方石(12:10〜12:25)→35分駒津峰(13:00)→40分双児山(13:40〜14:00)→60分北沢峠(15:00)→長衛荘(15:10〜15:40 乾杯)→10分北沢駒仙小屋テント場(16:00 乾杯 夕食 テント泊)

歩行445分
休憩190分(@駒津峰20分 A摩利支天30分 B甲斐駒ヶ岳80分 C双児山20分の無線運用含む)
合計635分

17日   北沢駒仙小屋テント場(5:00〜6:00)→10分北沢峠(7:20)→
仙流荘(8:10)→伊那インター(8:59)→駒ヶ岳SA(9:10〜9:30)→恵那インター(10:00)→多治見インター(10:40)→可児市(11:10)
小牧市(11:50)


費用
(円)
  中央自動車道   多治見〜飯田   1,250円(416円/一人 ETC通勤割引)
              飯田〜伊那       700円(233円/一人 ETC通勤割引) 
  バス                     2,600円(往復 乗車賃1100円 荷物200円)
  テント場                   1,000円(一人 2日)
  生ビール                   900円(馬ノ背ヒュッテ)
  缶ビール                  1,500円(350ml 3本)
  缶ビール                  1,000円(350ml 2本)
  缶ビール                  2,000円(350ml 4本)
  中央自動車道   伊那〜恵那       450円(483円/一人 ETC通勤割引)
              恵那〜多治見     950円(316円/一人)
  朝定食(駒ヶ岳SA)             720円
  軽油                     4,067円(1355円/一人)
  行動食(アルファ米、ポカリ,パン等)  2,000円

合計 約13,000円(私の分です)
天候 14日 晴れ
15日 晴れ時々ガス
16日 晴れ
17日 晴れ
感想
/始めての南アルプス、最初の計画では日本標高二位の北岳だったんですが台風5号接近の為、休暇もとったのですが中止した。だけどどうしても8月に南アルプスへ行きたくて再度この時期に計画して無事達成できました。南アルプスでも北沢峠近辺なら小牧からでも便利が良いし、又甲斐駒ヶ岳という魅力ある山に登れるということで是非とも行きたかった場所なんです。これを機会に次回は是非とも早い時期に北岳に挑戦しよう。/


参考

8月14日

/14日はお互いに用事があって、夕方出発することになった。
バス発着場の長野県伊那市の戸台口は以前その近くを車で走っていて偶然見つけたのですんなり行けた。
夜20時30分頃に登山者用の駐車場に着いたが、思ったより広い場所で幸いにもバス停の近くに止めることができた。
車内を寝床状態にセットして、いつもの様に
『乾杯〜』、なんだかんだと話しに盛り上がり
スーパーで買った弁当を食べて3人で横になった。/

   

8月15日(仙丈ヶ岳登山)

/バスの始発は6時だ。
5時前から誰とはなしに起きだす始末、やはり山となると寝坊する奴なんていないな。
バス停に先頭から10番目位にならんで1台目のバスに乗れた。
ここはマイクロバスで全員座って乗れるのが良い。
バス停に並んでいれば全員送るまでバスを増発するみたいだ。
登山口の北沢峠まで約50分、天気は良いし運転手さんはあれこれ案内してくれるしで退屈せずに北沢峠に着いた。
北沢峠から10分程歩いてテント場に着きテント設営し今日の目的地
『仙丈ヶ岳』へ向う。/
    
(仙流荘バス停)           (バス車内)           (テント場)


/テント場から仙丈ヶ岳方面を見ると山頂部分が見える。
最初、これが仙丈ヶ岳だと思っていたがどうも小仙丈ヶ岳だった(登った後で分かった)。
でも登る前からこんな天気だと気分は最高です。
ルート途中に
『北岳展望地』なる場所が有り、初めて見る北岳も青空にクッキリと天を指してした。
二合目で北沢峠からの道と合流し、順調に且つノンビリと歩を進め五合目に着いた。

    
(テント場より)         (二合目)          (五合目)


(『北岳展望地』からの北岳)



/五合目は尾根コースと馬ノ背ヒュッテ方向との分岐点だ。
丁度尾根コースから下って来た方が居て『結構急ですよ』の話だったので馬ノ背コースを行くことにした。
沢をいくつも越えてやっと
『馬ノ背ヒュッテ』に着いた。
山小屋?と聞けばやっぱり生ビールでしょう。
でもこの山小屋は何か閑散としており、生ビールなんて無いような感じ、
でも聞いて見なければ分からないよね。
『生ビール有ります?』・・・・・・・・・『有ります』
この時間の長い事、思わず心の中で『万歳〜』
一杯900円でしたが、ヘリで運んでいる事を思えば私にとっては安いものです。/

  
(巻道)            (沢)           (馬ノ背ヒュッテ)
/『馬ノ背ヒュッテ』でノンビリした後は、数分で尾根に出た。
ここから馬ノ背というピークを往復して『仙丈小屋』を目指したが、
途中でどこかのテレビ局が高山植物を撮る場所に遭遇した。ビデオカメラを良くみると??Kと書いてある。
どうも岩場のハクサンイチゲを撮っている。
『ハクサンイチゲを撮っているんですね』と聞くと
『そうなんです』と言う返事、何時放送されるんでしょうかね。
『仙丈小屋』で一服して、仙丈ヶ岳まで後10分位のところで
『雷鳥』の親子も見れて最高 !最高!/

  
(??Kテレビ局)         (仙丈小屋)            (雷鳥)


/山頂近くではガスが発生して展望は無し。
でも予定通り無線機を出してQSOを楽しんだ。
高い山での運用は小電力でも遠くまで届くし、又その届く範囲も広いので楽しい。
この時期 盆休みで多くの無線家が聞いていてくれるので応答も多く、十分楽しめた。/


(仙丈ヶ岳山頂を望む)                     (山頂にて)


(無線運用する可児氏)

/仙丈ヶ岳での休憩・無線運用も終わって下山ですが、同じコースでは面白く無い。
カールを一回りして小仙丈ヶ岳へ行き、尾根コースで五合目に戻るコースです。
このコースは小仙丈ヶ岳までは尾根を歩くので展望が良いんです。
今回はガスの出たりして100%の展望とはいかなかったが
それでも尾根歩きは最高の気分でした。/

  

/五合目からは完全に樹木の中、
ただひたすらに、黙々と歩くのみです。
『テント場に着いたらビール・ビール』を楽しみにね。
スタートしてから約9時間、少し暗くなりかけた頃にやっとテント場に着いた。
私はテント場に着くやいなやテントには行かず、ビールの自動販売機へ直行した。
良く冷えた缶ビールを持ってニコニコ顔でテント場に戻った。
『あ〜あ 最高!!』
   
/テント場の直ぐ傍に川が有り、その水の冷たい事、
10秒と手足を浸けておれません。
但し 御覧のようにビール等を冷やすには最高でした。
次回ここに来る時はビール・スイカ等を持って来たいなあ。


8月16日(甲斐駒ヶ岳登山)

/今日は甲斐駒ヶ岳登山です。
昨日の仙丈ヶ岳よりもハードみたいなので4時35分にテント場を出発した。
天気は多少雲はあるが、青空も見えるので良いでしょう。
ヘッドランプを付けて薄暗い登山道を沢添いに歩いた。
40分程度で『仙水小屋』に着き、
飲料水と書かれた水がホースから出ていたので
一杯頂くと なんと冷たくて非常に旨い。
テント場の水とは断然違っていた。
同じ様な場所なんだけど どうしてだろう??
私はテント場から汲んできた水をすてて2L全部をこの水と入れ替えた。
  
/仙水小屋から暫くは樹林帯の中ですが
そこを抜けると一面ゴロゴロ石の異様な光景に出ました。
ほぼ同じ大きさの石ばかりで、昔の大地移動のスケールの大きさに圧倒されます。
歩くのには石は動かないので大丈夫でした。/



/テント場から1時間少しで『仙水峠』です。
ここまで来ると昨日制覇した『仙丈ヶ岳』が良く見えます。
正面には逆光ながら
『摩利支天』がドンとその雄大な姿を表していました。
ここまでは比較的なだらかでしたが、ここから駒津峰までは標高差約450mを一機に上る急坂ですので
暫し休憩して体調を整えました。/

 
(仙水峠で休憩)                             (仙水峠から摩利支天)

/仙水峠から駒津峰までは約90分、
途中何度も休憩をしながら進む。何度目かの休憩地点で展望の良い場所が有った。
昨日制覇した仙丈ヶ岳がガスの上に浮かんでいて、
『何処を上ったんだろう』と確認しながらシャッターを切った。
しかしこの時点ではまだ自分達の上ったルートは確認出来なかった。/


(仙丈ヶ岳)

/標準時間程度でやっと『駒津峰』に着いた。
多少雲はあるものの最高の天気だ。
正面に日本標高第二の『北岳』が天を突いている。
最初計画したのはこの北岳登山でしたが、台風5号の影響で中止になったいきさつの山だ。
でもやっぱり登山の醍醐味はこの景色だよね。満足満足!!

(中央に北岳)

/北岳と反対方向を見ると『甲斐駒ヶ岳』と『摩利支天』が見えます。
今回私は『摩利支天』にどうしても行きたいので直登コースは止めて迂回コースを選びますが
ここからではそのコースや登山者は小さすぎて見えませんでした。/


(左が甲斐駒ヶ岳、右が摩利支天)


/甲斐駒ヶ岳の上りになると、花崗岩の斜面が一面なんです。
一応ルートは有るのですが、気を付けないと間違えそうになるくらいいっぱいルートがあります。
ガスが出て方向が分からなくなると間違えそうです。/

 

/この後、私は摩利支天へIVQ局は甲斐駒ヶ岳へ向かった。
両者が丁度同じ標高になった時に、無線で連絡をとって彼を撮りました。
分かるかな? 大きく両手を挙げていますが!!
(答えは最後です)



/摩利支天での無線交信も無事終えて私は甲斐駒ヶ岳へ急いだ。
頂上近くになって、山頂で無線交信をする彼の声が聞こえてきて、沢山の局から応答が有るみたいだ。
私も頂上に着くなり食事もせずにアンテナをセット・無線機を出して電源をバッテリーに繋ぎスイッチを入れた。
彼は50Mhz専門なので私は144・430Mhzで声を出して楽しんだ。
やはり山の上、小電力でも沢山の応答が有って山頂運用の凄さをまざまざと実感した次第だ。
約1時間山頂運用を楽しんで下山となった。/

 

/この地点はそれぞれ単独で上ったので
画像が有りませんでした。
下りでは一緒になったので
『はい 撮るよ』と何度もモデルになってもらいました。/
 

/下左の画像は『六方石』と言う大岩です。
上りの時はここで休憩しなかったので、下りでは始めての休憩をここでとりました。
大岩でも対象物が無いとその大きさだ分かりません。
丁度休憩している彼を入れて撮りました。/

  
(六方石)                        (絶壁の場所)                  (バックに甲斐駒ヶ岳)

/上りの時は撮ったものの逆光でした。
これは下りに撮らないとと思って撮りましたが、白い花崗岩の岩肌なので
青空だと最高だったのですがねえ。/


(左が甲斐駒ヶ岳、右が摩利支天)



(左手前『栗沢山』          左奥『北岳』          右奥『仙丈ヶ岳』        右手前『双児山』)

/3時間ちょっとで北沢峠につきました。
峠にある『長衛荘』だったら『生ビール』位あるだろうと
下り1時間を休憩もせずにぶっ飛ばしてきたのですが『長衛荘』に入って
『食堂やってます?』と聞いたら無愛想に『終わりました』でした。
まあ宿泊客がどんどん来て、ロビーも混雑していたのでドタバタして仕方ないか。
でも取り合えず玄関脇に有った自動販売機で500円(350ml)を買って乾杯しました。/

  

/勿論テント場に戻っても乾杯ですよね。
この2日間 良く歩きました。予定通り無事怪我も無く無線交信も出来て満足でした。/



8月17日
/予定では10時台のバスに乗る予定でしたが
相談の上、始発の7時20分発に乗ることにしました。
5時台に目が覚めて準備して少し早いけど北沢峠まで行ってのんびり待ちました。
7時になると新しい登山者を乗せて戸台からバスが数台入ってきました。
今日は平日だけど、はやりここは人気スポットです。/

   
(テント場)        (北沢峠長衛荘)        (北沢峠バス停)

 
(北沢峠に有る看板)


/7時20分始発の戸台行きのバスに乗った。
一番に並んだので3人共バスの先頭座席に座り、バス前方の景色を見ながら50分楽しんだ。/

  
/14日に着いた時は夜だったので駐車場の全体は分からなかったが結構広い駐車場だ。
無料なのも嬉しいね。
所でここに有る『仙流荘』ではお風呂も有ると聞いていたので行ってみると
10時からと書いてあり
『じゃあ 帰りましょうか』となった。
この時点で8時20分。
『んん  もしかしたら伊那インター9時までに入れるかな??』
『9時過ぎても伊那インター入りましょう。』

と半ば諦め気分で伊那インターに向かった。/


/高遠から伊那市内を抜けて伊那インターに向かうが
時間はどうもギリギリだ。
でも安全運転でなけらばならない。
『9時過ぎても仕方ないから』と運転者には言うものの
心の中は
『なんとか間に合ってくれー』と叫んでいた。
伊那インターまで最後の信号が500m程先に見えるが青である。
『あの信号を今の青で通過できればなあ』
と思っていたら、なんとか青で通過した。
私の時計では8時57分、でも少し遅れている。
伊那インター突入、はたして結果は??
高速道路では駒ヶ岳SAで朝食をとってのんびり帰った。/



/中間の画像で彼はここに写っていました。/



終わり

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