北岳(きただけ)・中白根山(なかしらねさん)・間ノ岳(あいのだけ)(2008/8/13〜17)

戻る

行程

13日 /自宅(19:00)→中央自動車道小牧東IC→伊那IC→戸台(22:00) 車中泊/
14日 /戸台(5:40)→(バス)→北沢峠(6:40-7:25)→(バス)→広河原(7:50-8:10))→白根御池小屋(11:50) テント泊/
15日 /白根御池小屋(3:05)→北岳(7:35-9:00)→北岳山荘(10:00-11:15)→中白根山(12:00-12:25)→間ノ岳(13:25-13:55)→中白根山(14:55-15:35)→北岳山荘(16:05)  テント泊/
16日 /北岳山荘(6:15)→(八本歯ノコル)→広河原(12:00-12:25)→(バス)→北沢峠(12:40-13:00)→(バス)→戸台(14:00) 風呂・食事(仙流荘) 車中泊/
17日 /戸台5:30)→伊那IC→恵那峡SA(7:00-7:30)→小牧東IC→自宅(8:30)/


費用

13日 高速道路速道路(小牧東〜伊那)2700円・ ビール、つまみ、食事 1500円
14日 バス(戸台〜北沢峠)2700円・(北沢峠〜広河原)1500円・ビール2400円・テント場500円
15日 ビール1400円・水(2L)200円・テント場600円
16日 生ビール900円×3・食事900円・他3500円・テント場600円
17日 高速道路(伊那〜小牧東)2050円・朝食780円
ガソリン 総距離350km 燃費22km/l ガソリン180円/l 2860円
アルファ米、麺、等2000円
総費用 28、290円(交通費11、810円・・・ビール、食事15、380円・・・テント場1、100円


踏破山データ

山名(地図) 標高 所在地 登り時間 展望
北岳 3192 山梨県南アルプス市 日本百名山・標高日本第2位
中白根山 3055 山梨県南アルプス市
間ノ岳 3189 山梨県南アルプス市・南巨摩郡早川町/静岡県静岡市葵区 日本百名山・標高日本第4位


8月13日
(自宅→戸台(車中泊))


自宅から戸台までは約170kmありますが
高速道路で130km走れますので3時間あれば到着します。
22時に戸台に到着し、まずは乾杯です。/


 
/高速道路を下りてアルコールを買おうと思うが
伊那ICの近くにあるのは道路の対抗車線側であった。
そのうち有るだろうと思って走るがなかなか無い。やや焦ったころにやっと出現『ヤレヤレ』でした。/

  
/宴会も終わって今日は車中泊だ。
今回はしっかりと寝具を持ってきたので快適に寝れそうだ。
皆さ〜ん オヤスミ〜



8月14日
(広河原→白根御池小屋(テント泊))

/4時過ぎに目が覚めた。
天気は良い、早速食事と用を済ませてバス発着場にリュックを置いた。
始発は6時だったが、沢山の登山者がいたので5時40分に始発を出してくれた。
その場の状況で適当に対応してくれて有り難かった。/

  

/北沢峠までは約1時間だ。
でも景色を眺めたり、運転手さんのあまりうまくないガイドを聞きながらの1時間は速い。
あっという間に北沢峠に着いた。/


/北沢峠までは長谷村のバスだが
北沢峠からは、南アルプス市営のバスだ。
約25分で終点の広河原で、ここが今回の登山の出発点です。
靴の紐を締め直してして一路北岳へ向かって6人で出発した。/

  

/今日は白根御池小屋でテント泊です。
広河原から3時間程の距離ですが、なんとこのコースが急なのでした。
テント泊なので荷物が結構重くてみんな
『ヒーヒー』状態でしたが何とか無事着きました。/



/今日の歩きはここまでです。
となると矢張り
生び〜るでしょう。
最近の山小屋は売店も無くて寂しいものですが
生びーるだけは有ります。
まあ需要が有るからでしょうね。/



  

/テント設営は昼頃でした。
タップリ時間があったが何だかんだと言ってるうちに夕方になった。
夕食の前に今度はテント場の前で再度の宴会です。/





8月15日
(白根御池小屋→北岳→北岳小屋→中白根山→間ノ岳→中白根山→北岳小屋(テント泊))

/今回の登山は山屋さんご同行してくれた。
その山屋さんの安でこの日の起床は午前3時となった。
確かに山での出発は早いほうが良いが、いままで午前3〜4時の出発は富士山以外にはなかった。
しかし実際出発してみると涼しいし、日の出は見れるし、1時間も歩けば明るくなるし
この時間の出発が良いことが分かった。/


  

/5時に近づくと
東の空が明るくなってきた。
雲が適当にあって 何とも言えない空の色だ。
疲れた体にこの優雅な景色は勇気を与えてくれる。
登山での一番の贈り物だ。/



/ガスが出てきましたが
そのガスが朝日にあたって赤く染まっていました。
何とも異様な光景でした。/



/5時15分になると
ヘッドランプも要らない明るさになった。/



/草滑りという急登を喘ぎ喘ぎ登って
約2時間でしょうかやっと尾根に出たら富士山が見えてきました。
南アルプスは富士山に近いので裾野まで見えていて、最高の景色でした。/

 

/北岳直下の山小屋です。
ここまではガスがかかっていて山頂は見えなかったが
やっと目にする事が出来ました。
ここで長い休憩をして山頂を目指します。/


/肩から山頂までは
このような急な岩場の連続でした。
緊張して進まないと危険です。/



/肩の小屋から約50分で北岳山頂です。
山頂は岩場であまり広くはありませんが、槍ヶ岳の山頂よりは広いです。
ところで我々が山頂に着く頃に救助用のヘリが飛んできました。なんでも遺体を収容するから注意して下さいとの事。
山頂直下から転落したとの事、なるほど結構急なルートでした。
山頂まであと少し、平らな場所が山頂です。/

/いつもの事ですが
山頂に着いたらまずは無線運用です。
XLSは430Mhz、IVQ氏は50Mhzの運用ですが、標高が高いので直ぐに応答が有りました。
山頂で70分ほど運用で時間を潰して下山、北岳山荘に向かいました。/

 
/北岳山頂で移動運用する二人
50Mhzを運用するIVQ氏の前方には昨年登った仙丈ヶ岳が
430Mhzを運用するETT氏の前方には富士山が見えていました。
こんな景色の中で運用できるなんてアマチュア無線の醍醐味ですね。/

 

/北岳山頂から北岳山荘までは約1時間ですが結構な傾斜で、
先ほどの遭難はこの急斜面で滑落したとの事で注意して下りました。
今日は北岳山荘のそばに有るテント場でテント泊です。取り合えずテントを設営し暫しの休憩でした。/

 

/テント場で休憩の後
ここから2時間ほどかかる間ノ岳に向かいました。
でも一度休憩した後の登りは非常に辛いものです。でもここまで来たからには
間ノ岳には絶対行っておきたいものです。/



/間ノ岳から戻って
かつその先まで行った山屋さんも戻ってから北岳山荘のテラスで
生び〜るです。
ここは正面に富士山が見えるので最高の場所でした。/

 


8月16日

(北岳小屋→広河原→北沢峠→戸台(車中泊)))

/今日は下山の日です。
朝は日の出も見えたのですが夜は強い風でテントが飛ばされないか心配でした。
でも出発する頃には風も弱まり富士山を眺めながらの下山は
青い空と澄んだ空気で展望は最高でした。/


/今日は富士山が一番綺麗に見えました。
やっぱり南アルプスは富士山に近いなあ、雲海も綺麗だし申し分ありません。/

 

/テント場は北岳直下ですが、300m程下った場所なんです。
昨日、今日と北岳が綺麗に見えていました。
でも南アルプスは山全体、コース共スケールが大きく雄大だ。/

 

/テント場は正面に富士山が見える場所に有り
天気が良ければ最高です。
でも一旦荒れると大変なんですよ。
さあ 準備をして下山開始ですが、下山は登ったコースではなくて別コースです。/

 

/このコースは登りには使用しませんでした。
『八本歯のコル』を経由して広河原に戻りますが、ハシゴが沢山有るらしく
やや緊張させられるコースです。/



/でもお花畑があって、且つ展望も良く
昨日登った『中白根山』や『間ノ岳』方面も見えてルンルンでした。/

 
/やや緊張させられる場所ですが
丈夫なハシゴなので不安は有りませんでした。
見た目程怖くはありません。/






/雲一つ無い青空
山に居て最高の気分にさせてくれます。
天気予報では雨も降るとあったのですが、なんのなんの全く逆でした。/





/『八本歯のコル』で記念撮影です。
ここからは大樺沢に向かって下りますので、展望は有りません。/

  


/大樺沢コースで雪渓に出る前に
『北岳バットレス』という大壁の展望場所にでました。
流石に大きい、時として岩登りの方が確認出来るらしいのですが
今日は確認できませんでした。/


/雪渓の有る場所で一休みです。
ここでは雪のシャーベットで喉を潤して、のんびり休憩できました。/



/大樺沢コースは『八本歯のコル付近から良く見えて
直ぐ通過できそうなんですが
いざこのコースに来てみると長い長いコースです。
それに滑り易くて下りでも緊張させられました。/



/雪渓も過ぎて
樹林帯の中に入ってから
雪解け水が流れている場所に何度が出会ました。
その水の冷たいこと、思わず頭を冷やす方、いやいや気持ち良い事でしょう。
『おおお 冷た〜い』と聞こえます。/
 

/広河原発12時20分のバスに丁度乗れた。
まるで計算されたみたいに下山できました。この後のバスだと
北沢峠では最終のバスになり、且つ1時間以上も待つことになるんです。
実はこの後分かったのですが
最終便だと『仙流荘』で風呂には入れたのですが
食事は出来なかったのです。
(食事はおむね17時まで)


/戸台には14時に着いた。
『仙流荘』で確認したら風呂OK、食事もOKとの事だ。
『風呂で汗を流し 飲もう』
今日は車中泊だぞう。

今日
  
/まずは生びーるで乾杯。
何杯飲んだでしょうか?? ジョッキを撮るのを忘れました。
忘れるほど夢中で飲んだのかな?
仕方なく缶ビールだけでもと 撮りました。/

 

/お開きになったのは18時30分
何と4時間もここで飲んでいまして、我々が帰る時は誰もいな〜い。
売店もシャッターを降ろす時間でした。
『あ〜あ 飲んだぞう〜』


/ところが駐車場に戻っても
再度『乾杯〜い』
このグループ登山に来たのか、飲みにきたのかどっちだ!!
『両方で〜す』/





8月17日
(戸台→自宅)

/昨日の飲んべえ軍団も朝は快調に目覚めた。
さて帰りの時間を逆算すると恵那峡SAで7時頃なので、ここで朝食をとる予定で出発した。
高速道路は100km以上走るので、途中1回高速道路から下りて調整し
予定通り7時に恵那峡SAに着いた。
朝定食はご飯おかわり自由との事で全員おかわりでした。

今回 天気予報では危なかったのですが
山に居る間は一滴の雨も降らず最高の天気でした。
皆さん お疲れさまでした。

次回も楽しみにしています。




/最後にハプニングを3つ。/

ハプニングその1


/午前7時過ぎ 北岳山頂まであと数分という所で
突然ヘリが山頂を周回しだした。
一瞬報道機関かな?と思ったら
『今から遭難者を収容します。』
のアナウンス 警察のヘリだ。
何度か山頂を周回してある一点で制止しているみたいだった。
私はまだ山頂まで達していなかったので詳しくは分からなかったが
昨日の夕方に山頂から北岳山荘に下る登山道から
滑落したみたいだった。
それも2人、収容だからたぶんダメだったのでしょう。

その後我々も その滑落したと思われる登山道を通ったが
確かに急なコースで 滑落したら最後でしょう。
山では一歩間違うと危険箇所だらけだ。

クワバラ クワバラ/




ハプニングその2

北岳山荘に着いたときに
某テレビ局のカメラを持った数人を見た。
『ああ 又某放送局が取材にきてるな』と思って通り過ぎた。
以前も見た事があるので すぐ放送局の取材と分かったのだ。

その後暫くして飲料水を買いに北岳山荘に行って 山荘から出た所で
その某放送局の一行が待ち構えていて
『インタビューよろしいですか?』ときたのだ。
その時私は一宮のE**さんと二人連れで 断る理由も無いので
『はい』と返事をした。

インタビューは
『どこから?』−−−『愛知県からテント泊で』
『年齢は?』−−−『E** 66  私 60』−−『お元気ですね〜』
確かにカメラマン・インタビュアー・マイク係とも20代でしょうかね。60代と聞けばおじいちゃんですよね。
最近の60代は元気なんですよ。

インタビューはその他でしたが 
3〜4分でしょうかねインタビューなんて 生まれて初めてでした。
いつ、何処で放映されるんでしょうか?見て見たいなあ。



ハプニングその3

北岳山荘近くテント場てテントを設営したのは午前11時頃でした。
昼食を食べてから間の岳を往復して
最後の達人を待っている時だった。
いきなり
『そこでテントを張っている方 移動して下さい』
山荘関係者から言われた。
『どうしてですか?』と尋ねると
『へりの通過コースなのでヘリが来ると風で大変なんです』と言われた。
なんで今頃、3〜4時間前からテントを張っていたのにと思ったけど
ここでだだを捏ねても仕方ないので
テントの中の荷物を出して
テントを張ったまま、担いで移動した。
テント場の直ぐ上は山荘で、宿泊者が窓から見ている?(想像)中を
エヤコラ エヤコラ テントを担いで移動なんて
全く情けなかった。


おまけに しっかり歩いた後なので
少しの登りでもきつい状態の中の移動でした。


終わり
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送